がん臨床試験

当院では、日本臨床腫瘍研究グループ（略称JCOG）を初めとする多領域のがん臨床試験に参加し、多くの患者さんのご理解とご協力を頂いて実施しています。
近年、研究成果については、得られたデータを頑強なセキュリティの元で公的データベース（独立行政法人科学技術振興機構バイオサイエンスデータベースセンター（略称NBDC）など）が収集し、より多くの研究者に利用されることで、今まで不可能であった疾患の原因の解明や治療法・予防法の確立が早まる可能性が期待できるようになりました。
また、臨床試験の中には組織や血液などの試料をご提供頂く場合がありますが、同意が得られた場合に限り、公的な専門機関（東京大学医科学研究所バイオバンク・ジャパン）で保管します。これは、文部科学省の「オーダーメイド医療の実現プログラム」の支援の下、多様な疾患に関する資料を広く収集し、将来の医療の発展させうる様々な研究活動にこれらを広く供給させることを目的としています。