泌尿器・前立腺・腎臓・副腎外科

ご挨拶

常に最先端を目指す取り組み

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当科では日本泌尿器科学会において認定された泌尿器科専門医らによるプロフェッショナルな泌尿器外科の高度急性期医療を中心に行っています。

対象臓器は腎、尿管、膀胱、尿道などの尿路(尿の通り道)および前立腺、精巣、陰茎などの男性生殖器(精路)、内分泌臓器の副腎、さらに後腹膜(腹膜に包まれた腸の裏にある場所)に発生する疾患です。具体的には副腎腫瘍、腎臓がん、腎盂・尿管癌、膀胱癌などの尿路がん、前立腺癌などの悪性腫瘍や前立腺肥大症、尿路奇形、尿失禁(尿漏れ)などのさまざまな疾患に対して外科的治療、放射線療法、化学療法、内科的治療などを組み合わせた治療を行っています。

手術は低侵襲性を追求し、ほぼ全ての術式を負担の少ないロボット・腹腔鏡下手術で行い治療成績の向上とともに患者さんにやさしく満足していただける医療の両立を目指しています。現主任部長・副院長が広島大学より着任した2010年度以後(2025年度末まで)2,461件のロボット支援下手術・腹腔鏡下手術を行い開腹手術への移行は1%以下、輸血も1%以下で低侵襲手術の十分な実績から術後早期の社会復帰を実現させています。

特にロボット手術は国内屈指の症例数を誇りHigh Volume Centerとして稼働しています。

2025年度の1年間(20254月〜20263月)に行ったロボット手術件数は187件、平均入院日数は8.4日でした(内訳は以下の通り)

前立腺癌に対するロボット手術

ロボット支援下前立腺全摘除術 118件 平均入院日数 8.2日

腎癌に対するロボット手術

ロボット支援下腎部分切除術 29 平均入院日数 7.4
ロボット支援下根治的腎摘除術 12 平均入院日数 7.3

腎盂尿管癌に対するロボット手術

ロボット支援下腎尿管全摘除術 18 平均入院日数 7.6

腎盂尿管移行部狭窄に対するロボット手術

ロボット支援下腎盂形成術 2 平均入院日数 5.5

膀胱癌に対するロボット手術

ロボット支援下膀胱全摘除術 10 平均入院日数 16.6

悪性腫瘍に対する制癌効果においても従来の開腹手術と同等以上の結果を得ており、さらに臓器機能温存にも積極的に取り組み癌制御と術後QOLの両立を実現しています。

これらの手術実績は国内のみならず海外にも広く発信し高い評価を得ています。

当科のロボット手術・腹腔鏡下手術は泌尿器外科手術の経験を豊富に持ち日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会が認定したロボット支援下手術指導医・腹腔鏡技術認定医のもとで行っています。

(主任部長・副院長 三田耕司)

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ロボット手術を中心とした泌尿器外科手術に特化した最先端医療の提供

体に負担の少ない治療の追求:ロボット支援下手術・腹腔鏡下手術

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ロボット支援下手術・腹腔鏡下手術の特徴は皮膚に小さな穴(5mmから1cm程度)を空けて、その穴から二酸化炭素を入れて空間を作り、鉗子などの機器を体内に入れてすべての手術をお腹の中で行います。泌尿器科領域の臓器は後腹膜(お腹の後ろ側)にあるため従来の開腹術では大きな皮膚切開が必要ですが、ロボット支援下手術・腹腔鏡下手術は従来の開腹術に比べて皮膚や筋肉を切開する必要がないため、術後の疼痛が軽く、早期離床、早期社会復帰が可能となります。

ロボット支援下手術のご紹介

当院公式YouTubeチャンネルより

TBSニュースの動画サイト

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令和41024() RCCテレビ 夕方の特集ニュースで当院の「ダヴィンチ手術」が紹介され、この動画がTBSニュースの動画サイトに掲載されています。

2025年度の治療実績

2025年度の総手術件数(前立腺生検をのぞく)は年間776件でした。

入院部門

入院患者総数は957人で入院手術件数は535件、術式別ではロボット・腹腔鏡下手術200件、開腹手術1件、経尿道的内視鏡手術307件、その他27件でした。疾患別では腫瘍に対する手術が最も多く、その内訳は副腎腫瘍10件、腎腫瘍・腎盂尿管腫瘍59件、膀胱腫瘍254件、前立腺がん118件などでした。

外来部門

外来患者総数は7,369人、初診・紹介患者数の1ヶ月平均は47人、外来手術件数は262件、前立腺生検360件でした。

代表的なロボット・腹腔鏡下手術

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