集中治療室支援(血液浄化業務)

MEセンター

血液浄化とは、体内に貯まった老廃物などを排泄あるいは代謝する機能が働かなくなった場合に行う治療で、血液透析療法、血漿交換療法、血液吸着法など様々な血液浄化療法が存在します。

多種多様な血液浄化は手技や使用する物品等が異なり、血液浄化を行う際にはそれぞれの手技に応じて専用機器の準備・操作を臨床工学技士が行います。

当院では急性腎不全や敗血症などに対する持続的血液透析濾過:CHDFをはじめとした急性期の血液浄化や、手術等で入院した慢性透析患者様への血液透析を行っています。その他にも、自己免疫疾患等に対する血漿交換や、難治性腹水を回収しアルブミンなどの有用成分を濃縮して患者様の身体へ返す腹水濾過再濃縮静注法:CARTなどを行なっています。
年間700件(内急患200件)の血液浄化に対応しています。

血液浄化中の工夫:COVID19疑い・陽性患者の体液による飛沫感染防止対策として廃液を陰圧吸引し凝固後、廃棄した

これからの支援 ~院内だけでなく地域を見守る~

患者生体情報モニタ等医療機器内情報の自動記録(電子化)を支援しています。これからは、記録だけではなくできるだけ早く情報共有することで、重症化予防に貢献できると考えています。

院内共有ネットワークを使用して生体情報をモバイル化

埋め込み式ペースメーカ、在宅人工呼吸器等の外来支援を行っています。 外部機器(プログマー等)を使用して医療機器内の情報を取り込み電子カルテへ転記しています。これらの業務を携帯電話回線、インターネット等を使用した遠隔モニタリングに更新しています。遠隔で行うことにより、業務効率が上がるだけでなく、当院の管理を離れた患者の緊急対応にも貢献できています。

遠隔ペースメーカー情報
遠隔呼吸器情報