令和2年度 広島市立北部医療センター安佐市民病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)


  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 370 159 320 397 798 1,039 2,101 4,598 2,663 624

指標の定義

入院時の年齢より、当院の一般病棟の年齢階級別患者数を表示しています。

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当院は、広島市の中心部(いわゆるデルタ地区)から約15km真直ぐ北上した中国山地の入り口に位置しており、広島市北部のみならず、広島県北西部から島根県の一部に及ぶ広大な地域の基幹病院として、幅広い年齢層の患者さんに利用いただいております。特に救急医療、がん医療、脊椎や膝などの変性疾患に対する医療などを中心とした医療を行っておりますが、診察医療圏の高齢化に伴い70歳以上のご高齢の患者さんが増加しており、その割合が60.3%(7,886/13,070)と高いことがわかります。

内科・総合診療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 41 14.63 20.51 26.83% 81.34
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 38 10.39 13.00 7.89% 81.79
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし 38 16.58 19.20 26.32% 76.89
050130xx9900xx 心不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 22 14.50 17.23 13.64% 81.23
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし 14 7.36 10.76 0.00% 58.79

指標の定義

各診療科別に症例数の多いDPC14桁分類について、診療科別に上位5位までを表示しています。
(短期滞在手術症例や出来高症例など、DPCコードのない症例は集計から除外しています。)

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当科のミッションは子どもから高齢者が住み慣れた場所で安心した生活ができるよう支援していくことです。したがって救急の初療から総合的に対応し、必要な医療を適宜専門科と相談しながら提供しています。特に当院診療圏では高齢化も高く、救急受診される方の多くはMlutimorbidity(複数の疾患が併存)症例であり、感染症・敗血症など重症疾患の循環呼吸管理から誤嚥性肺炎などの高齢者に多い機能性の急性疾患、心不全併存症例など緊急入院の治療が必要な患者さんに迅速且つ適切な医療を提供してます。
医師のみでなく多職種(看護師、薬剤師、理学療法士、言語療法士、検査技師、メディカルソーシャルワーカー他)チームで展開し、退院後の御本人・ご家族が満足できる療養生活につなげられるよう心がけています。

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循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1/2あり 手術・処置等2なし 237 3.31 4.44 0.42% 72.64 当日冠動脈形成術(経大腿動脈PTCA)
当日冠動脈形成術 (経橈骨動脈TRI)
050130xx9900xx 心不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 187 14.46 17.23 11.76% 81.53
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 103 2.71 3.07 0.00% 71.57
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 77 12.26 12.09 1.30% 71.99
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 67 3.09 4.95 0.00% 68.42

コメント

当院医療圏は全国的にも高齢化率が高い地域であり、心不全、虚血性心疾患、心房細動患者さんが多く来院されます。急性心不全、急性心筋梗塞の患者さんには365日24時間、迅速かつ適切に最新医療を提供しています。狭心症でご紹介いただいた患者さんには、外来受診時に心臓CT検査を行って病変を精査し、十分にご説明したうえで短期入院によるカテーテル検査、必要があればカテーテル治療を行っています。心房細動患者さんに対しても最善の治療を行うよう心がけており、必要な患者さんには積極的にカテーテルアブレーション(経皮的カテーテル心筋焼灼術)治療を提供しております。
年々増加する高齢心不全患者さんには循環器内科医師のみではなく、多職種(看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、検査技師、メディカルソーシャルワーカーほか)で構成した心不全チームにより入院早期から退院支援を行って患者さん、ご家族が満足できる医療を心がけています。

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消化器内科・内視鏡内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 685 2.08 2.66 0.00% 70.51 大腸ポリープ切除術
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 189 8.93 9.53 5.29% 77.84
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 148 7.41 8.11 0.68% 74.16 内視鏡的胃粘膜下層剥離術(胃ESD)
060035xx03xxxx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 138 5.76 6.85 0.00% 70.12 内視鏡的大腸粘膜下層剥離術(大腸ESD)当日入院
内視鏡的大腸粘膜下層剥離術(大腸ESD)前日入院
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 80 10.14 10.70 3.75% 75.40

コメント

当科は消化管・肝臓・胆膵の3つのグループが連携をとりながら消化管出血・急性肝障害・胆管炎などの急性期疾患に対する緊急治療から消化器がんに対する専門的かつ最新の治療など幅広く行っています。
消化管グループは、胃がん・大腸がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を多く行い、全国レベルの治療実績があります。また、令和2年度から、リスクの少ない方への大腸腫瘍に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)は、「日帰り」で行うようになりました。
肝臓グループは肝臓がんに対する肝動脈化学塞栓療法を含めた集学的治療を他科と連携をとりながら積極的に行っています。
胆膵グループは、特に高齢者において放置すれば重篤化する胆管炎などに対する緊急内視鏡的ドレナージ術を24時間・365日体制で行っています。
当科の治療実績はひとりひとりの患者様への「最善の治療」を患者様と一緒に模索した結果であり、引き続き、安心して治療をうけていただければと思います。

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内分泌・糖尿病内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 68 13.03 14.60 0.00% 68.35
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 11.20 13.33 0.00% 54.60
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 11.26
10008xxxxxx1xx その他の糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 18.87
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 なし 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 6.26

コメント【自科の特徴】

  • CGMを用いたインスリンポンプによるSAP療法が可能。パッチ式インスリンポンプ導入。
  • 非連動式リアルタイムCGM(ガーディアンコネクト、デクスコムG6)導入。
  • 糖尿病チーム(医師、看護師、糖尿病看護認定看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、歯科衛生士、管理栄養士)による患者さんにあわせた治療の提案と支援が可能。
  • 糖尿病腎症透析予防指導。
  • かかりつけ医との糖尿病地域連携パス。
  • 日本糖尿病学会認定教育施設、日本内分泌学会認定教育施設。
  • バセドウ病に対するアイソトープ治療が可能な施設(県内では4医療機関のみ施行可能)。

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呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 122 3.70 3.39 0.82% 72.19 気管支鏡検査
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 60 14.13 18.61 21.67% 71.52
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 55 10.35 9.42 0.00% 64.71
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 41 13.83 20.51 39.02% 82.66
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 32 17.94 19.51 3.13% 70.63

コメント

肺癌症例が多く、超音波気管支鏡などを用いて診断しています。呼吸器外科、放射線治療科と定期的にカンファレンスを行い、治療法を検討しています。免疫療法や分子標的治療薬など、ガイドラインに基づいた最新の治療を積極的に取り入れております。
間質性肺炎については急性憎悪による緊急入院が多く、ステロイド治療を中心に行っております。また、最近は抗線維化薬の保険適応拡大により導入症例が増加しています。その他、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など多岐にわたる呼吸器疾患の診断と治療を行っております。

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血液内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等25あり 64 18.16 20.27 0.00% 76.75
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等24あり 34 10.12 11.14 0.00% 76.26
130030xx99x6xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等26あり 34 14.18 14.15 0.00% 77.15
130030xx97x50x 非ホジキンリンパ腫 あり 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 30 23.43 31.90 0.00% 76.40
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 なし 手術・処置等24あり 22 9.00 10.18 0.00% 80.14

コメント

広島県北部の拠点として、血液悪性腫瘍の治療に力を入れています。

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脳神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 95 12.84 15.64 36.84% 72.35
010060×2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 42 12.29 15.54 35.71% 74.57
010060×2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病1あり 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 31 13.16 17.35 48.39% 76.32
010230xx99x00x てんかん なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 7.32 7.48 27.27% 67.86
010060×2990421 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病2あり 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は 18 17.44 28.59 61.11% 77.83

コメント

脳梗塞、てんかん、意識障害といった脳神経救急患者を積極的に受け入れ、入院加療しており、当科に入院した患者の95%は救急搬送患者を中心とした緊急入院です。

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外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 123 8.85 10.83 0.00% 71.30 肺切除術
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 77 4.10 4.86 0.00% 72.43 鼠径・大腿ヘルニア修復術
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 70 12.57 16.19 5.71% 74.51 結腸切除術
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 56 16.38 19.04 8.93% 71.57 幽門側胃切除術
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 47 5.57 6.02 0.00% 64.13 乳腺手術

コメント

外科では消化器外科・肝胆膵外科・呼吸器外科・乳腺外科の専門医資格を有する医師が治療を担当しており、手術症例数は県内有数です。
悪性腫瘍(がん)ではどの領域においても最新の治療を受けていただくことができ、外科手術はもちろんのこと化学療法や放射線療法、免疫療法を組み合わせた集学的治療も行っています。当科は全国レベルの臨床試験グループの参加施設に認定されており、新しい治療法を開発する治験にも協力しています。
また虫垂炎や胆嚢炎、腸閉塞など緊急手術が必要となる救急疾患にも24時間体制で対応しており、毎年200件を越える緊急手術を行っています。
地域の方々に安心していただけるよう、緊急を要する外科疾患にも迅速に対応できるようにしています。

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整形外科・顕微鏡脊椎脊髄センター

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 497 11.81 16.10 11.67% 70.14 腰椎後方除圧術
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等1なし 244 12.69 19.90 18.03% 67.32 頚椎後方除圧術
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 123 15.87 23.36 43.09% 75.40 人工膝関節置換術
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 29 25.69 21.03 58.62% 70.52 人工股関節置換術
070370xx01xxxx 脊椎骨粗鬆症 経皮的椎体形成術 29 16.66 18.45 55.17% 80.24

コメント

当院では顕微鏡視下脊椎脊髄手術を中心に診療を行っており、特に脊柱管狭窄症においては全国でも有数の手術症例数を行っております。比較的まれな疾患である脊髄腫瘍も数多く行っております。
手術用顕微鏡を使うことによって高齢患者さんであっても安全確実な手術を行うことが可能となっております。
その他、最近では人工膝関節置換術も多く行っております。

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脳神経外科・脳血管内治療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 69 3.09 3.04 1.45% 64.84 脳血管撮影1泊2日
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 66 12.91 18.86 77.27% 72.91
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 66 7.08 9.68 21.21% 76.94
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 41 7.78 8.18 36.59% 68.32
010030xx03x0xx 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 手術・処置等2なし 30 10.40 9.69 6.67% 66.87

コメント

当院では、脳卒中の予防にも力を入れており、特に未破裂脳動脈瘤については、精密検査入院して頂いています。治療の適否、難易度、戦略を検討し、皆様と共に治療について相談、検討しています。

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心臓血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 56 2.00 2.74 0.00% 69.54 下肢静脈瘤当日手術
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 2.71 8.15 5.88% 74.74
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 28 30.61 22.56 3.57% 66.21
050161xx97x1xx 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等21あり 20 34.30 29.23 5.00% 63.65
050161xx9900xx 解離性大動脈瘤 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 20 20.95 17.53 0.00% 68.65

コメント

下肢静脈瘤は最近レーザー治療を取り入れほぼ傷の出来ない治療が可能となったため、手術を受けられる患者様が増加しています。
当院は麻酔科、循環器内科の協力のもと24時間体制で救急医療体制を整えており、緊急手術が必要な急性大動脈解離の患者様を広島市、県北部地域のみならず島根県からも受け入れており、症例の数は県内トップレベルです。
弁膜症の手術においては、大動脈弁の手術では人工弁を使用せず自分の組織で弁を再建する術式を取り入れており、異物を体に入れることなく術後に血のさらさら薬(抗凝固剤)の内服が必要ないというメリットがあります。
近年動脈硬化を背景とした疾患が増加傾向で、当院でも閉塞性動脈硬化症(動脈硬化で下肢の血管が詰まってしまう病気)や大動脈瘤の患者様が多く治療を受けられておられます。

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小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) なし 手術・処置等2なし 74 6.12 6.13 6.76% 0.00
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 34 2.00 2.12 0.00% 3.32 食物経口負荷試験
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) なし 手術・処置等2なし 18 11.72 11.19 5.56% 0.00
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし 16 5.81 10.76 6.25% 2.69
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1なし 15 2.60 2.44 0.00% 6.93

コメント

小児の感染症について基本的に全例入院対応可能です。気管支喘息、食物アレルギー(アナフィラキシーを含む)は、標準的な治療をしています。
新生児分野は、当院で出生した新生児のみの対応となっております。

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産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 73 9.25 9.45 0.00% 31.10 選択的帝王切開
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 52 5.56 6.10 0.00% 44.54
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 45 5.96 6.16 0.00% 48.89
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 42 2.95 3.11 0.00% 40.50
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 37 9.14 9.57 0.00% 48.38

コメント

産科では切迫早産や胎児に異常が出た時の対応を多く行っており、合併症妊婦への対応も行っております。
婦人科良性疾患(子宮筋腫や卵巣腫瘍など)を多数診察(手術)しています。
子宮頸部・体部の悪性腫瘍手術や前癌病変に対する治療も多く行っています。
婦人科良性疾患の多くは腹腔鏡下(ロボット支援手術を含む)手術を行っています。
早期子宮体癌に対しても腹腔鏡下(ロボット支援手術を含む)手術を開始しています。

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皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 41 8.80 12.87 2.44% 65.71
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 35 7.43 9.12 2.86% 72.29 帯状疱疹
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 28 6.18 7.71 0.00% 78.11
080190xxxxxxxx 脱毛症 21 3.05 3.38 0.00% 37.48 円形脱毛症
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし 15 3.47 4.76 0.00% 49.13

コメント

当院での入院症例は蜂窩織炎(皮膚の軟部組織細菌感染症)が最多で、次いで帯状疱疹、皮膚腫瘍、脱毛症と続きます。特に円形脱毛症の重症型に対するステロイドパルスの症例には積極的に対応しております。

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泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1あり 239 2.17 2.54 0.00% 71.96
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 131 6.02 7.13 0.76% 74.44 経尿道的腫瘍切除術(金→月)
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 82 10.84 11.89 0.00% 70.30 ロボット支援下前立腺全摘除術(水→金)
ロボット支援下前立腺全摘除術 (金→月)
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 55 5.78 7.05 0.00% 69.47
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 32 7.09 9.96 0.00% 70.41

コメント

当科では日本泌尿器科学会において認定された泌尿器科専門医らによるプロフェッショナルな泌尿器外科の高度急性期医療を中心に行っています。
特に手術の低侵襲性を追求し、ほぼ全ての術式を負担の少ないロボット・腹腔鏡下手術で行い治療成績の向上とともに患者さんにやさしく満足していただける医療の両立を目指しています。当科のロボット・腹腔鏡下手術は泌尿器外科手術の経験を豊富に持ち日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡学会が認定したロボット支援下手術指導医および腹腔鏡技術認定医のもとで手術を行っています。
2020年度の総手術件数(前立腺生検をのぞく)は年間688件でした。

入院部門

入院患者総数は973人で入院手術件数は438件、術式別ではロボット・腹腔鏡下手術160件、開腹手術1件、経尿道的内視鏡手術244件、その他33件でした。疾患別では腫瘍に対する手術が最も多く、その内訳は副腎腫瘍9件、腎腫瘍・腎盂尿管腫瘍53件、膀胱腫瘍223件、前立腺がん83件などでした。

外来部門

外来患者総数は6,411人、初診・紹介患者数の1ヶ月平均は43人、外来手術件数は250件、前立腺生検261件でした。

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耳鼻咽喉科・頭頸部外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 なし 28 5.93 4.94 0.00% 66.68
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 27 5.85 6.71 0.00% 50.44 耳下腺・顎下腺腫瘍摘出術
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 あり 22 6.27 7.20 0.00% 59.09
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 22 8.41 7.94 0.00% 28.68 口蓋扁桃摘出術
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1なし 22 8.36 8.50 0.00% 56.23

コメント

当科では、広島市北部や西中国山地地域の耳鼻咽喉科の中核病院として、掛かりつけの先生と協力しながら診療にあたっています。小児の滲出性中耳炎や扁桃炎を始め、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)やのど(咽頭、喉頭など)の腫瘍、頸部(甲状腺、耳下腺など)の腫瘍の手術を含めた治療を行っています。腫瘍に対しては放射線治療医ともカンファレンスを行い、手術、放射線、抗がん剤による治療を選択して組み合わせて行います。より高度な治療が必要と考えられる場合には、広島大学病院や県立広島病院と連携をとりながら治療を行っています。また、入院治療が必要なめまいや突発性難聴、顔面神経麻痺、扁桃周囲腫瘍などの重症感染症にも対応しています。
令和2年度は新型コロナウィルスの影響で、4月中旬より2か月間手術を見合わせた時期がありました。その後も専用病棟が閉鎖と再開を繰り返しており、患者さまには大変ご迷惑をおかけしました。現在もコロナの影響が少なくありませんが、出来る限り例年同様に対応できるように努めてまいります。

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眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 あり 重症度等片眼 328 3.05 2.76 0.00% 76.85 白内障手術
020160xx97xxx0 網膜剥離 あり 重症度等片眼 24 14.17 8.97 0.00% 60.13
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 21 6.43 6.49 0.00% 70.95
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 あり 手術・処置等2なし 重症度等片眼 14 6.43 6.98 0.00% 65.21
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 14 8.21 6.30 0.00% 70.36

コメント

当院医療圏は全国的にも高齢化率が高い地域であり、高齢に伴い出現する白内障に対する手術を多数行っており、入院手術も日帰り手術にも対応しております。
開業医さんでは対応困難な網膜剥離や黄斑前膜、緑内障などの手術も行っております。

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放射線治療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060010xx99x30x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 11 17.36 17.00 9.09% 74.73
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) なし 手術・処置等22あり 20.47
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 9.31
060050xx9902xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 17.08
03001xxx99x40x 頭頸部悪性腫瘍 なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 9.94

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当院放射線治療科は、積極的に食道癌の化学放射線療法に取り組んでいます。
令和2年度の食道癌化学放射線療法入院患者数はのべ入院患者の25%と入院患者の多くを占めており、積極的に食道癌の化学放射線療法に取り組んでいるのがわかると思います。
食道癌は外科治療、内視鏡治療と様々な治療方法がありますが、消化器内科、胸部外科と連携し、進行度や患者様のご希望に合わせた治療もしています。
また令和2年度の食道癌化学放射線療法の平均年齢は74歳と高齢者に対しても取り組んでおります。
他、外来で治療できない骨転移、肺・肝の放射線治療(定位照射)の患者様の入院放射線治療も行っています。

当院は Cone Beam CTが装着したリニアックを有しており、治療計画を散乱線も考慮したMonte Carlo法で計算できる治療計画装置を有しています。この方法を用いて高精度放射線治療も施行しており、令和2年度のIMRT施行例は41例(前立腺28例、頭部5例、頭頚部6例(頚部食道癌含む)、婦人科1例 直腸癌1例)、また定位照射も7例(肺4例 肝3例)と積極的に、高精度放射線治療に取り組んでいます。

消化器外科、呼吸器内科、外科、耳鼻科とも定期的にカンファレンスをもち、いずれの治療方法が患者様に適切か協議検討しています。医学物理士も3名と品質管理体制も県内でトップクラスといえます。今後とも、県北のみならず、広島県の放射線治療をリードしていきたいと思います。

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麻酔科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 27 2.70 3.81 11.11% 43.85
010310xx99x1xx 脳の障害(その他) なし 手術・処置等2あり 15.29
161070xxxxx10x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 7.05
160400xx99x0xx 胸郭・横隔膜損傷 なし 手術・処置等2なし 8.98
160690xx01xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 脊椎、骨盤脱臼観血的手術等 31.67

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当院は日本麻酔科学会の認定病院です。
麻酔科は当院で行われる年間5,602件の手術のうち、局所麻酔で行われる小手術を除いた3,912件(このうち全身麻酔3,779件)の手術麻酔を担当しています。最近は高齢者(65歳以上63%、80歳以上18%)の増加とともに、高血圧や糖尿病などを合併した患者さんの手術が増加しています。心臓・大血管手術、食道、肝臓、胆道、膵臓の癌に対する手術は身体への侵襲が大きく、術後は集中治療室で多くのスタッフが協力して治療に当たります。
麻酔・集中治療科はその中心としてリーダーシップを発揮しています。
当院の集中治療部は、①重症救急患者の初期治療、②集中治療室での重症患者管理、③災害時の急性期医療対応の役割を担っています。広島圏域二次医療圏では、救命救急センターは南部の市街地区に偏在しており、北部から救命救急センターへの搬送には30分を要します。当院は二次医療機関ではありますが、広島市北部の中核病院として、当院周辺で生じた本来ならば救命救急センターで対応すべき事例にも対応しなければなりません。集中治療部ではこのような重症救急患者の初期治療を担当します。心肺停止患者に対する一次救命処置/二次救命処置による蘇生処置、多発外傷患者に対する救命処置と画像診断および治療の優先順位の決定、急性薬物中毒などの意識障害・ショック症例の初期治療と専門医への引き継ぎなど、治療が円滑に行えるように各診療科と協力しています。

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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 155 11 18 26 38 19 1 8
大腸癌 84 79 39 47 24 12 1 8
乳癌 54 25 1 8
肺癌 131 39 69 80 25 131 1 8
肝癌 11 10 19 89 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

指標の定義

5大癌について初発患者はUICCのTNMから示される病期分類による患者数を、再発患者(再発部位によらない)は期間内の患者数としています。患者数は延患者数としています。

5大癌の、医療資源を最も投入した傷病名に対するICD10分類

  • 胃がん:C16$
  • 大腸がん:C18$、C19、C20
  • 乳がん:C50$
  • 肺がん:C34$
  • 肝がん:C22$

コメント

当院は、2010年に地域がん診療連携拠点病院に指定され、2019年に、がんゲノム医療連携病院にも指定されました。
がん登録数は、県内第3位です。
2020年度はコロナ禍にて、がん検診中止、受診控え、診療体制の影響もあり、5大がんの新規患者は前年度と比較して約8割に減少しました。
しかし、外来化学療法件数は、前年度の6,093件から6,784件に増加しました。
当院は5大がんすべてにおいて専門の医師が在籍し、早期から進行がんまで積極的に診療しています。再発した患者さんや外科的切除が不可能な患者さんについても腫瘍内科や放射線治療科が中心となり、抗がん剤治療、放射線治療を行っております。
また多領域に渡る治療が必要な患者さんや、希少がんの患者さんなどは関連医師、専門薬剤師、専門看護師など多職種で行う合同カンファレンス(キャンサーボード)で治療法を検討し、全国的に活躍されている慶応大学、広島大学の先生もWEBで参加しています。肉腫や標準治療で難治の症例には、遺伝子パネル検査の実施を積極的に推進しています。患者さんの身体的、精神的サポートも早い段階から、緩和ケア内科、緩和ケアチームが積極的に行っています。このようにがんの診断から治療(遺伝子パネル検査、抗がん剤治療、免疫療法、放射線治療、手術治療)、患者さんの精神的、肉体的負担の軽減まで、全領域に渡って患者さんに寄り添う最良の治療を目指しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 48 11.92 77.73
重症 22 12.00 81.95
超重症
不明

指標の定義

成人の市中肺炎について、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を表示しています。
入院契機病名および最も医療資源を投入した傷病名が、どちらもJ13~J18$に限定しています。

コメント

市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた方に発症する肺炎です。重症度が上がる程、平均年齢が高くなることから高齢の方ほど重症化しやすい傾向といえます。肺炎の予防および重症化を防ぐ目的に、肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンを高齢の方には接種するようお勧めをしています。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 396 15.88 75.46 48.99%
その他 23 14.00 78.26 30.43%

指標の定義

脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を、発症日から3日以内、その他に分類し表示しています。
最も医療資源を投入した傷病のICD10がI63$である症例を集計しています。

コメント

当院は主に広島市北部~広島県北部の幅広いエリアの脳血管障害治療を行う中核病院として、患者様の急性期治療に力を入れています。令和2年度は4.5時間以内の脳梗塞急性期治療、tPA治療を33例実施しました。
脳神経内科は、脳神経外科・脳血管内治療科と共同して脳梗塞超急性期の脳血管内治療に力を入れており、当院は2016年~2019年、4年連続で広島市内で最も多くの脳卒中入院患者を受け入れました。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 213 1.39 2.88 0.47% 72.59 当日冠動脈形成術(経橈骨動脈TRI)
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 75 0.83 4.31 4.00% 74.60
K5461 経皮的冠動脈形成術(急性心筋梗塞) 70 0.06 16.84 2.86% 72.91 ペースメーカー埋め込み術
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 60 1.82 7.07 3.33% 79.30
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 56 0.68 9.77 7.14% 73.09

指標の定義

診療科別に手術件数の多い順に上位5術式について表示しています。
(手術は、主たる手術をカウントしています。)
(輸血関連(K920$)は除外しています。)
(創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術、およびすべての加算は除外しています。)

コメント

不安定狭心症、急性心筋梗塞の患者さんには365日24時間、迅速かつ適切に最新医療を提供しています。また労作性狭心症でご紹介いただいた患者さんには、外来受診時に心臓CT検査を行って病変を精査し、十分にご説明したうえで短期入院によるカテーテル治療を行っています。
ペースメーカー移植術は高度の徐脈、重症心不全、重症頻脈性不整脈の患者さんに対して十分な検査を行い、ご本人、ご家族にペースメーカーの必要性をしっかりご理解いただいたうえで行います。
四肢の血管拡張術は歩くと下肢痛で長く歩けない(間欠性跛行)患者さんや循環不全による足趾の壊疽(重症虚血肢)の患者さんのADLを改善することを目的に、治療方針を十分に検討し、治療内容をご理解いただいたうえで適切に行います。

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消化器内科・内視鏡内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 665 0.08 1.03 0.00% 70.42 大腸ポリープ切除術
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 168 0.29 4.48 0.00% 70.30 内視鏡的大腸粘膜下層剥離術(大腸ESD) 当日入院
内視鏡的大腸粘膜下層剥離術(大腸ESD) 前日入院
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 142 1.05 5.09 0.70% 73.92 内視鏡的胃粘膜下層剥離術(胃ESD)
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 120 0.88 9.30 11.67% 78.96
K654 内視鏡的消化管止血術 98 0.58 7.57 9.18% 74.60

コメント

当科は消化管・肝臓・胆膵の3つのグループが連携をとりながら消化管出血・急性肝障害・胆管炎などの急性期疾患に対する緊急治療から消化器がんに対する専門的かつ最新の治療など幅広く行っています。
消化管グループは、胃がん・大腸がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を多く行い、全国レベルの治療実績があります。また、令和2年度から、リスクの少ない方への大腸腫瘍に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)は、「日帰り」で行うようになりました。
肝臓グループは肝臓がんに対する肝動脈化学塞栓療法を含めた集学的治療を他科と連携をとりながら積極的に行っています。
胆膵グループは、特に高齢者において放置すれば重篤化する胆管炎などに対する緊急内視鏡的ドレナージ術を24時間・365日体制で行っています。
当科の治療実績はひとりひとりの患者様への「最善の治療」を患者様と一緒に模索した結果であり、引き続き、安心して治療をうけていただければと思います。

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血液内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 29 2.45 23.21 3.45% 77.45
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術
K0461 骨折観血的手術(大腿)
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満)
K083 鋼線等による直達牽

コメント

抗がん剤治療継続のため植込型中心静脈カテーテルを取り入れています。

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外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 74 1.51 4.53 1.35% 62.49 腹腔鏡下胆嚢摘出術
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 68 2.35 10.56 5.88% 74.16 結腸切除術
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 54 1.65 7.78 0.00% 69.67 肺切除術
K6335 鼠径ヘルニア手術 54 1.04 2.09 0.00% 75.91 鼠径・大腿ヘルニア修復術
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 46 1.30 3.07 0.00% 64.50 乳腺手術

コメント

外科では悪性腫瘍(がん)に対する手術を中心に行っており、食道癌・胃癌・大腸癌・直腸癌・肝癌・胆道癌・膵癌などの消化器癌や、肺癌・縦隔腫瘍などの呼吸器癌、乳癌などの乳腺疾患をそれぞれの専門医資格を持った医師が手術を担当しています。また虫垂炎や胆嚢炎、鼡径ヘルニア手術などの良性疾患に対する手術も数多く行っています。
最新の手術として、平成30年度から保険診療で認められたロボット支援手術を胃癌・直腸癌で開始しており、肺癌でも導入を予定しています。
当科では手術方法ごとにクリニカルパスという治療予定表を作っており、手術前に患者さんにお渡しして術後の経過がわかりやすいよう工夫しています。
手術の大きさによって術後の入院期間は異なりますが、最短の期間で体力を回復し早期に社会復帰ができるよう配慮しています。

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整形外科・顕微鏡脊椎脊髄センター

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 787 2.02 9.29 14.49% 69.07 腰椎後方除圧術
頚椎後方除圧術
K0821 人工関節置換術(膝) 164 1.46 15.36 45.12% 74.11 人工膝関節置換術
K134-4 椎間板内酵素注入療法 85 0.00 1.00 0.00% 53.24
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 29 4.17 17.97 68.97% 74.41
K142-4 経皮的椎体形成術 25 2.48 10.32 44.00% 79.88

コメント

当院では顕微鏡視下脊椎脊髄手術を中心に診療を行っており、特に脊柱管狭窄症においては全国でも有数の手術症例数を行っております。比較的まれな疾患である脊髄腫瘍も数多く行っております。
手術用顕微鏡を使うことによって高齢患者さんであっても安全確実な手術を行うことが可能となっております。
その他、最近では人工膝関節置換術も多く行っております。

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脳神経外科・脳血管内治療科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 58 0.90 7.95 29.31% 78.17 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術
K1781 脳血管内手術(1箇所) 42 0.98 22.19 45.24% 66.55
K178-4 経皮的脳血栓回収術 17 2.41 16.65 82.35% 75.06
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 17 7.29 8.12 17.65% 77.24 経皮的頚動脈ステント留置術
K1783 脳血管内手術(脳血管内ステント) 13 1.38 7.92 7.69% 66.69

コメント

  • 高齢者の多い地区ですので、外傷性の慢性硬膜下血腫で入院・手術を受けられる患者さんが多いです。
  • 当院は低侵襲治療に力を入れており、脳血管内治療の件数が多くなっています。

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心臓血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 47 0.00 1.00 0.00% 69.45 下肢静脈瘤当日手術
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 22 2.68 1.59 4.55% 75.77
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 19 0.74 8.11 10.53% 76.63
K560-21 オープン型ステントグラフト内挿術(弓部) 17 0.53 31.82 5.88% 60.94
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 16 0.88 9.56 0.00% 77.19

コメント

当院は下肢静脈瘤の治療にレーザー治療を導入して以降、手術を受けられる患者様が増加し手術症例数では上位を占めています。
近年増加傾向の大動脈瘤の治療に関しては、傷が小さく体に負担の少ない手術であるステントグラフト治療を積極的に行っておりますが、手術の危険性が低い若年の患者様には根治性の高い人工血管置換術も必要に応じて行っております。
僧帽弁閉鎖不全症においては、ほぼすべての症例で弁を取り替えず弁の修理(弁形成術)を行っており、近年増加している高齢の患者様や早期社会復帰が必要な若年の患者様に対しては骨を切らない小さい傷での手術を行うことで、体に負担が少なくかつ早期の退院を可能としています。

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産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 78 3.65 6.95 0.00% 31.68 選択的帝王切開
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 57 0.91 4.05 0.00% 50.46
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 52 1.17 4.25 1.92% 47.85
K877 子宮全摘術 43 1.14 7.00 0.00% 50.07
K867 子宮頸部(腟部)切除術 41 0.95 1.02 0.00% 40.95

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広島北部の中核病院のため、選択的帝王切開が多く行われています。
子宮筋腫や良性卵巣腫瘍に対しては、開腹の割合は減少し、腹腔鏡下手術の割合が増加しています。
今後は、ロボット支援腹腔鏡下手術の割合を増やして、さらに手術の低侵襲化を進めていく方針です。

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皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 40 0.40 5.45 0.00% 75.60
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) 11 0.00 1.45 0.00% 53.64
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満)
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満)
K013-21 全層植皮術(25cm2未満)

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当院はあらゆる皮膚のできものの切除に対応いたしますが、特に皮膚がんの切除は県下有数の症例数に対応しています。

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泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 202 1.56 3.42 0.99% 73.24 経尿道的腫瘍切除術(金→月)
経尿道的腫瘍切除術(火→水)
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 82 2.40 7.43 0.00% 70.30 ロボット支援下前立腺全摘除術(水→金)
ロボット支援下前立腺全摘除術 (金→月)
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 28 2.39 7.11 0.00% 77.46
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 25 1.04 6.24 0.00% 75.52
K773-5 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 22 3.14 7.23 0.00% 67.36

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当科では日本泌尿器科学会において認定された泌尿器科専門医らによるプロフェッショナルな泌尿器外科の高度急性期医療を中心に行っています。
特に手術の低侵襲性を追求し、ほぼ全ての術式を負担の少ないロボット・腹腔鏡下手術で行い治療成績の向上とともに患者さんにやさしく満足していただける医療の両立を目指しています。当科のロボット・腹腔鏡下手術は泌尿器外科手術の経験を豊富に持ち日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡学会が認定したロボット支援下手術指導医および腹腔鏡技術認定医のもとで手術を行っています。
ロボット支援下手術・腹腔鏡下手術の特徴は皮膚に小さな穴(5mm~1cm程度)を空けて、その穴から二酸化炭素を入れて空間を作り、鉗子などの機器を体内に入れてすべての手術をお腹の中で行います。泌尿器科領域の臓器は後腹膜(お腹の後ろ側)にあるため従来の開腹術では大きな皮膚切開が必要ですが、ロボット支援下手術・腹腔鏡下手術は従来の開腹術に比べて皮膚や筋肉を切開する必要がないため、術後の疼痛が軽く、早期離床、早期社会復帰が可能となります。当科では一般には開腹手術で行われている術式もほぼ全てロボット支援下手術・腹腔鏡下手術で行っております。
2010年度以後(2020年度末まで)1,521件のロボット支援下手術・腹腔鏡下手術を行い開腹手術への移行は1%以下、輸血も1%以下でした。
悪性腫瘍に対する制癌効果においても当科のロボット支援下手術・腹腔鏡下手術の実績は従来の開腹手術と同等以上の結果を得ています。

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耳鼻咽喉科・頭頸部外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 27 1.00 6.89 0.00% 31.44 口蓋扁桃摘出術
扁桃摘出術_小児
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 21 1.05 3.62 0.00% 44.95
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) 14 1.00 6.21 0.00% 53.57 甲状腺腫瘍部分切除術
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除)
K368 扁桃周囲膿瘍切開術

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当科では、広島市北部や西中国山地地域の耳鼻咽喉科の中核病院として、可能な限りの手術に対応しております。扁桃炎を始め、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)やのど(咽頭、喉頭など)の腫瘍、頸部(甲状腺、耳下腺など)の腫瘍の手術を行っています。悪性腫瘍に対しても、再建が必要な場合を除きすべて対応しています。
令和2年度は新型コロナウィルスの影響で、4月中旬より2か月間手術を見合わせた時期がありました。その後も不要不急の手術以外を自粛しなければいけない時期が続き、患者さまには大変ご迷惑をおかけしました。手術件数も例年に比べ、大幅に減少してしまいました。現在もコロナの影響が少なくありませんが、出来る限りコロナ以前同様に対応できるように努めてまいります。

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眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 327 1.00 1.02 0.00% 76.61 白内障手術
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 63 0.86 7.17 0.00% 70.35 硝子体手術
K2683 緑内障手術(濾過手術) 12 0.92 4.42 0.00% 76.58 緑内障手術
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) 10 0.80 13.10 0.00% 56.00 硝子体手術
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)

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当院医療圏は全国的にも高齢化率が高い地域であり、高齢に伴い出現する白内障に対する手術を多数行っており、入院手術も日帰り手術にも対応しております。
緑内障手術や硝子体手術も行っています。
眼内レンズ縫着手術も可能ですが、頻度が少なく、R2年度は手術症例がありませんでした。

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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 14 0.14%
180010 敗血症 同一 53 0.41%
異なる 39 0.30%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 19 0.16%
異なる

指標の定義

播種性血管内凝固症候群(MDC6:130100)、敗血症(MDC6:180010)、その他の真菌感染症(MDC6:180035)、手術・処置等の合併症(MDC6:180040)について、入院契機病名(MDC6)の同一性の有無を区別して症例数と発生率を表示しています。

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血液内科では感染症治療も多く、豊富な経験を生かして治療を行っています。

更新履歴

2021/9/30 「令和2年度病院指標」を掲載いたしました。