我々の脳血管内治療

脳神経外科・脳血管内治療科

最近5年間の治療実績が示しますように、我々が行いました脳血管内治療は確実に増えております。新規治療機器も次々と登場し、これらを有効的に用いることで、十分な治療効果が得られています。脳神経外科手術=長時間から脳血管内治療=短時間かつ効果的治療に変貌をとげています。治療室では、脳神経内科医、放射線技師や臨床工学士、看護師さんが積極的に治療に参画し、「それぞれの持ち場」で実力を発揮してくれています。下の画像は、まだ全国で使用できる施設が限られている新規デバイスを用いた脳動脈瘤塞栓術です。おそらく多くの施設では5時間程度かかる「開頭手術」が選択されるでしょう。我々は2時間30分でこれを治療します。

もう一例はステント治療。脳梗塞の原因病変であった頚部頚動脈狭窄がステントによって改善しています。これは我々と脳神経内科医師と共同で治療に挑んだ症例です。局所麻酔下に1時間で治療は終了。一晩ICU管理して翌日には歩行開始です。