脳神経外科・脳血管内治療科

脳神経外科について

当科は、「北の砦」と呼ばれる広島市立安佐市民病院で、脳神経領域の外科的治療を担っています。脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍など脳疾患全般にわたって、予防的治療、救急医療を行っております。2017年より最新鋭のカテーテル治療装置を導入し、特に脳血管内治療には力を入れてきました。脳血管内治療は、開頭手術をサポートする役割も担うことができます。開頭手術前に異常血管を閉塞することで、手術時間の短縮や出血量の軽減を図ることができ、低侵襲の治療を心がけています。当施設のスタッフは、日本脳神経外科学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医など、卒業後の専門性を高める意識を持ち、開頭手術、カテーテル手術のいずれの治療も確実に行えるよう日々研鑽を積んでおります。

脳卒中では、脳神経内科とともに地域の脳卒中医療の要として、救急医療に貢献したいと考えております。

一般社団法人 National Clinical Database (NCD) の手術・治療情報データベース事業への参加について

2014年1月8日 安佐市民病院 脳神経外科

当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。

この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。

この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当科が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

1. NCDに登録する情報の内容

2015年1月1日以降、当科で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。NCDに患者さんのお名前を登録することはなく、IDを用いて登録します。

2. 登録する情報の管理・結果の公表

登録する情報は、それ自体で患者さん個人を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。

当科及びNCDでは登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報保護法」、「疫学研究の倫理指針」、「臨床研究の倫理指針」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。

データの公表にあたっては、NCDが承認した情報のみが集計データとして公表されます。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。

3. 登録の拒否や登録情報の確認

データを登録されたくない場合は、登録を拒否して頂くことができます。当科のスタッフにお伝えください。

また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。

4. NCD担当者の訪問による登録データ確認への協力

当科からNCDへ登録した情報が正しいかどうかを確認するため、NCDの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。

当科がこの調査に協力する際は、NCDの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さんとIDの対応表や氏名など患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。

本事業への参加に関してご質問がある場合は、当科のスタッフにお伝えください。また、より詳細な情報は下記に掲載されていますので、そちらもご覧ください。

一般社団法人 National Clinical Database NCD) ホームページ