作業療法部門について

リハビリテーション科

作業療法部門 【Occupational Therapy】

作業療法部門では、急性期の脳血管疾患、整形外科疾患を主体に、がんや呼吸器疾患など様々な疾患の患者に対して、病状に応じて機能回復練習や日常生活の練習を行い、その人らしい生活を送れるよう支援しています。

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2022年度作業療法新患状況

2022年度の作業療法の年間の処方件数は、1425件です。

処方の約8割は、脳神経内科と脳神経外科の脳血管疾患ですが、整形外科疾患、がんや呼吸器疾患などの処方も年々増加しています。

当院の作業療法士は4名ですが、入院または手術翌日から、病状に応じて作業療法を開始しています。

2022年度 作業療法処方の内訳

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身体機能へのアプローチ

作業療法室には様々な練習道具があります。患者様一人一人の病状や身体能力に応じて、練習道具を用いて、身体機能の改善を目指します。

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高次脳機能へのアプローチ

脳卒中や頭部外傷等の脳血管疾患の患者様の中には、失語症や注意障害、記憶障害などの高次脳機能障害を呈することがあります。

高次脳機能障害の評価を行い、自宅での生活や社会復帰に向けた援助・指導を行っています。

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日常生活へのアプローチ

食事や排泄、更衣などの日常生活動作、調理や洗濯などの家事動作を練習し、自宅で生活ができるよう支援しています。 

また、退院後に住み慣れた地域で生活を継続できるよう、自動車運転の支援にも取り組んでいます。