産科(妊娠・分娩)
産婦人科
「安心・安全な分娩」を最大の目標にして、正常妊娠・正常分娩を中心に行っています。「分娩はできるだけ自然に」というのが基本方針です。分娩誘発や帝王切開は適応を守って行います。
妊婦健診では必要に応じて、小児科の協力を得て胎児心エコーの精査も行っています。
異常妊娠としては、悪阻の管理、子宮外妊娠の管理や腹腔鏡下手術、切迫流産・早産の管理、前置胎盤、双胎妊娠、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病の管理などを行っています。
常位胎盤早期剥離や胎児機能不全などに対していつでも超緊急帝王切開が行えるよう、常に麻酔科、手術室スタッフ、小児科と密な連携を取りながら定期的にトレーニングを行っています。
しかしながら、当院にはNICU(新生児集中治療室)がないため、重篤な合併症妊娠、ハイリスク妊娠、また破水などにより分娩時期の延長が困難な場合、妊娠35週未満や出生児体重2,000g未満であれば、広島市内のNICUを有する周産期医療センター(広島市民病院、県立広島病院、広島大学病院、土谷総合病院)に母体、もしくは新生児搬送させていただく場合がありますことをご了承ください。
里帰り分娩を希望される方ヘ
令和5年7月1日より分娩時の立ち会いを再開いたします。
1)分娩予約
かかりつけ医にて予定日決定後に、当院産婦人科外来082−815―5211へ分娩予約の電話連絡を(14:00〜16:00)お願いします。(受診の必要はありません)
2)受診時期
- 経腟分娩可能な妊婦さんは、かかりつけ医にて経過観察をお願いします。
※妊娠初期の健診や検査はかかりつけ医にてお願いします。 - 経腟分娩可能な妊婦さんは、33週6日までに下記の受診方法を参考に当院を受診してください。
- 骨盤位・前置胎盤・既往帝王切開・妊娠糖尿病・高血圧などのリスクがある妊婦さんや、帝王切開と言われている妊婦さんは、30週6日までに下記の受診方法を参考に当院を受診してください。
3)受診方法(受診のお申し込みは医療機関様からのみ承っております)
- 受診の予約は電話ではできませんので、当院ホームページの医療連携(病院間同士で直接予約が取れるシステム)の里帰り用紹介状・診療情報提供書(予約申込書)をプリントアウトして、かかりつけ医に提出してください。
- かかりつけ医に記入してもらい、かかりつけ医から受診の予約を御願いします。
送信先は医療連携室FAX(082-815-5691)になります。
4)必要な検査と注意事項
- かかりつけ医にて妊娠初期と中期(妊娠24〜28週)の随時血糖測定をお願いします。
随時血糖が100mg/dl以上の場合
75gO-GTT(75g糖負荷試験)検査をお願いします。
75gO-GTTの検査時間は、空腹時・60分後・120分後です。 - 妊娠初期に妊娠糖尿病と診断された場合は内科や内分泌科の受診をお願いします。
- 妊娠中期に妊娠糖尿病と診断された場合は30週6日までに当院を受診してください。
不妊症
当院では主として手術により妊娠能力を向上させる治療(生殖外科)を施行しています。
最近の不妊治療は大きく進歩し、専門性も高まってきました。