糖尿病チームの紹介

内分泌・糖尿病内科

糖尿病患者は、病態・重症度・合併症などに個体差が非常に大きいため、個々に合わせた治療、療養指導が必要であり、特に、療養指導の役割は大きく、知識と経験を要します。この療養指導を担う主体は、コメディカルスタッフであり、当院には知識および経験豊富なコメディカルスタッフが多く在籍しております。医師、糖尿病看護認定看護師、糖尿病療養指導士の資格を有する看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・理学療法士・歯科衛生士・臨床心理士で構成される糖尿病チームが、それぞれの専門性を活かして多角的に指導を行い、それぞれの患者さんにあった継続可能な糖尿病治療を支援します。2015年4月より開始した安佐医師会糖尿病地域連携パスでは、2021年3月時点での症例数は111症例になりました。その他、当院は広島県糖尿病診療拠点病院に指定されており、高血糖昏睡・低血糖昏睡に対して24時間受け入れ可能な体制を整えています。

糖尿病チーム
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ロゴマーク
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キャラクター

安佐市民病院糖尿病チームを認識し、糖尿病に関する質問などしていただけるように、チーム員はロゴマークもしくはキャラクターのバッチを装着しています。ご質問などございましたら、是非、お声掛けください。安佐市民病院糖尿病チーム一同、引き続き安佐地区の地域医療に貢献できる努力をしてまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

アイソトープ治療の紹介

当院は県内では数少ないバセドウ病放射線療法(アイソトープ)が行える施設です。2015年1月から2023年3月までに55例(男性11例、女性44例)ご紹介いただき、治療を行いました。アイソトープ選択の理由としては、抗甲状腺薬による副作用(無顆粒球症もしくは好中球減少、蕁麻疹・皮疹、肝障害)、改善しない治療困難な症例です。

治療の流れとしては、

  1. 紹介受診日に検査とアイソトープについて説明します。
  2. アイソトープの適応あれば、治療日2週間前よりヨード制限食を開始し、当院放射線治療科を受診します。
  3. アイソトープ治療日に、131Iカプセルを内用し、そのまま帰宅。
  4. 131Iカプセルを内用2週間後に放射線治療科を再診します。
  5. その後、1ヶ月毎に内分泌・糖尿病内科へ再診いただき、経過観察します。

1回の治療では完全に改善せず、治療が2回必要になる症例もあります。基本は甲状腺機能低下症にしてホルモン補充を行うようになることが多いです。