虚血性心疾患治療、血管内治療

循環器内科

虚血性心疾患治療、血管内治療

2023年に当科で施行した経皮的冠動脈形成術(経皮的冠動脈インターベンション:PCI)は471件で、そのうち急性冠症候群(急性心筋梗塞、不安定狭心症)に対する緊急・準緊急PCIは153例でした。
待機的(予定)な心臓カテーテル検査・治療は、指定した日の10時に入院していただき、午後より検査・治療致します。検査・治療結果をご説明のうえ翌日の10時には退院できます。
ステントやロータブレータ、ダイアモンドバック(OAS)、衝撃波血管内砕石術(IVL)といった様々な経カテーテル的冠動脈形成術手技の提供が可能です。
虚血性心疾患のみならず、閉塞性動脈硬化症やシャント血管不全に対する血管拡張術(EVT)、肥大型心筋症に対する心室中隔焼灼術(PTSMA)、大動脈瘤・解離に対する大動脈ステントグラフト内挿術(TEVAR、EVAR)、大動脈弁狭窄に対する経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)も行っています。
当院にはIVR(Interventional Radiology)室が3室あり、さらにハイブリッド手術室が1室あります。多くの症例に対して迅速かつ的確に治療できる体制を確立しています。

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急性心筋梗塞の緊急カテーテル治療(PCI)

急性心筋梗塞では、詰まってしまった冠動脈に対して、少しでも早く血液の流れを再開させて心臓の筋肉を助けなければなりません。一刻を争います。

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