循環器内科

当科の概要

循環器内科は心臓や血管の病気を治療する専門科です。
主な対象疾患は、「虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症など)」、「各種不整脈疾患(心房細動、致死性不整脈、徐脈性不整脈など)」、「様々な基礎疾患による心不全(心臓弁膜症、心筋症、高血圧性心疾患などを含む)」などの心臓疾患、その他「大動脈瘤」、「末梢動脈狭窄症」「静脈血栓塞栓症(急性肺塞栓症を含む)などの血管疾患などです。
高血圧、糖尿病、喫煙習慣、脂質異常症(高コレステロール血症)、喫煙習慣などの循環器系疾患のリスク管理も行う診療科です。

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診療内容と特色

主に広島市北部(安佐南区、安佐北区)、広島県北西部(安芸高田市、安芸太田市、山県郡、佐伯郡、三次市、庄原市)、島根県山間部(島根県邑智郡)の総合病院および診療所、救急隊と24時間365日の診療提携を行っており、ホットラインを通じての緊急受け入れ体制が整っています。

当科では、年間150例以上の急性冠症候群(急性心筋梗塞・不安定狭心症)患者さんを受け入れていれており、心臓血管外科医が常駐しているためカテーテルによる合併症やカテーテルでは治療できない場合のサポートも万全です。

さらに各種不整脈疾患に対するカテーテルアブレーション治療、植え込み型不整脈デバイス(ペースメーカー・植え込み型除細動器・両心室ペースメーカー)治療や、大動脈瘤・解離に対する大動脈ステントグラフト内挿術も行っています。

今年度からは新たに弁膜症(大動脈弁狭窄症)のカテーテル治療である、経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVIもしくはTAVRといいます)を開始しました。

また広島県内では最も多数の心不全入院治療を行っており、新規治療薬の適切な導入、多職種による包括的な介入、介護関連分野との密接な連携も、当科の特徴です。

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