病院長挨拶

地域医療の最後の砦として

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広島市立北部医療センター安佐市民病院は,2025年5月1日をもちまして,安佐北区亀山南への新築移転から4年目を迎えます。

また,1980年5月に安佐北区可部南に190床の病院として開院して以来,45年にわたり,安佐北区をはじめとする広島県北西部地域の中核病院として,地域の急性期医療を担ってまいりました。

これまで当院の発展を支えてくださった,地域の皆さま,医療機関の皆さま,関係者の皆さまの温かいご支援に心より感謝申し上げます。

当院は現在,がん診療や救急診療をはじめとする高度な専門医療の提供に努めるとともに,地域の医療機関の皆さまと密に連携し,患者さまが「必要な医療」を「必要な時」に受けられる体制づくりに取り組んでいます。

一方で,2040年に向けて少子高齢化が進む中,医療・介護ニーズの増加が見込まれ,働き手世代の減少に伴うことによって,医療従事者の確保がより一層困難になるなど,病院や地域医療を取り巻く環境は厳しさを増していくと予想されます。
こうした中,当院には「地域医療の最後の砦」として,急性期医療を中心に,地域全体を支える持続可能な医療提供体制の構築が求められています。


2022年の新築移転により,働きやすい快適な環境の設備は整いました。医療の質のさらなる向上をめざし,職員の教育・研修の充実,人材育成,そして次世代を担うスタッフの確保と定着に取り組んでいます。今後も将来を見据えた医療体制の強化に努めてまいります。

私たちはこれからも、
患者さまにとって「安心して受診できる病院」
地域の皆さまにとって「必要なときに頼れる病院」

であり続けられるよう,職員一同努力してまいります。
「安全で質の高い医療」の提供を通じて,地域の皆さまの健康と安心に貢献してまいりますので,今後ともご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 

北部医療センター安佐市民病院 病院長
永田 信二