血液内科

ご挨拶

血液内科は、白血球、赤血球、血小板数の異常をきたす疾患、リンパの腫れをきたす疾患、蛋白の異常をきたす疾患などを診療しています。主な検査は骨髄検査やリンパ節生検で、主な疾患としては、急性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病があります。

血液内科のある病院は少なく、当科は広島県北西部の全域および島根県の一部エリアより患者さんを受け入れています。現在は常勤医師2名、非常勤医師1名の体制で、いずれも血液専門医の資格を有しています。年間の新患患者数は400人前後、骨髄検査件数は200~250件、入院患者数はのべ400~500人となっています。病棟には無菌室が4床あり、白血球が高度に減少した患者さんに使用しています。

当科では迅速な診断、十分な病状説明、ガイドラインにのっとった標準治療を心がけており、移植療法など当院で行えない治療に関しては、適切なタイミングで他院に紹介させていただいています。病棟では多職種によるチーム医療を実践しており、そのときどきで患者さんにとってベストな医療をめざしています。