クリニカルパスは、検査や治療の予定とタイムスケジュールを示した治療計画書です。これは医師、看護師だけではなく、患者さんの治療に関わる 様々な職種(薬剤師、栄養士、理学療法士、歯科栄養士など)の人がきめ細かに作成したものです。患者さんにお渡しするパスは図や表を使用し、できるだけわかりやすいものにしています。専門的な医学用語は使用せずに日常で使用される言葉を用いて作成し、どなたでも理解できるように心掛けています。
患者さんは、パスを見ることで、いつどんな検査や治療が行われるのか、いつ頃退院できるのかなどがわかるので、心の準備ができますし、入院生活の不安を少しでも解消できることになります。また、医療スタッフにいろいろ治療について質問しやすくなります。
医療スタッフにとっても、パスに沿って患者さんに対する治療行為や説明が明確となるためチームとしての医療を確実に安全に提供することができるようになります。
広島市立安佐市民病院では、平成12年からパス検討委員会を設立し、院内パスの作成と運用を始めました。平成18年には病院に電子カルテが導入され、これと同時に電子パスを作り運用しています。
現在、パス検討委員会では
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