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大腸がん《予防・発見・治療》

大腸がんの予防・早期発見・治療

安佐市民病院外科で大腸がん治療を担当している吉満です。
大腸がんの予防・早期発見・治療について最新の知見と当院での取り組みを含めて解説させていただきます。

「どうしてがんになったんですか?」という質問を患者さんからよく受けます。大腸がんの発生原因は食生活の欧米化(高脂肪食)・喫煙・飲酒・ストレス・加齢・親から受け継いだ遺伝などが知られています。
また、最近の研究でアスピリンが大腸がんの発生を予防することが明らかになり、日本でも臨床試験(J-CAPP Study II)が始まりました。
大腸カメラで治療を受けた患者さんの予防効果を確認することになっており、安佐市民病院で治療を受けた患者さんは臨床試験に参加できます。
しかし、日常生活で私たちにできる大腸がんの予防は、高脂肪食を摂取しすぎない、禁煙・禁酒などだけでは、完全な予防は不可能です。

では、がんを発症し、がんで苦しむことから逃れることをあきらめるしかないのでしょうか?
そんなことはありません。

大腸がんの場合、治療を受ければ、早期がんはほぼ完全に治ります。
早期大腸がんで自覚症状を有することはきわめて稀ですので、早期発見には検診が重要です。
大腸がん検診では、便潜血検査(排便中に極微量に潜んでいる血液をチェックする)が行われます。
大変簡便ですので積極的に受けるべきで、もし陽性反応がでた場合には必ず大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を受けることをお勧めします。
大腸がんが発生しているかどうかをチェックするためには、大腸カメラにて大腸の内部を直接観察することが必要です。

早期大腸がんは大腸カメラで根治的治療が出来ます。

最新の治療はESD内視鏡的粘膜剥離術)と言われているもので、大腸カメラの先端から腸内に侵入する電気メスで腫瘍を切除する方法です。
内視鏡的治療が困難な場合やESD治療後追加外科切除が必要とされる場合には、腹壁に穴を空けて腹腔内にカメラと道具を挿入して行う腹腔鏡手術が行われています。
これらの治療は患者さんの体に対するダメージが少なく、低侵襲治療と言われています。

内視鏡治療(ESD) 腹腔鏡下手術

安佐市民病院では内科と外科が連携を密に取りながら、低侵襲治療を積極的に行っており、内科・外科あわせた大腸がん治療件数は中四国でもトップの症例数を誇っています。
(がん診療拠点病院院内がん登録全国集計2013年)

(外科部長 吉満政義)

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