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当院のPETの実績

2012年101日から稼働を開始したPET-CT検査の現在までの実績について簡単にお知らせいたします。

導入されているのはGE社製Discovery600。使用する検査薬は岡山の工場から13回決まった時間に配送されてきます。患者用の待機室が3部屋ありますので、1回の配送ごとに3件の検査が可能で、一日9件の検査枠で検査しています。

稼働開始から2016810日までの4年弱で4,580件の検査が行われています。依頼科別の内訳は図のごとくで、肺がんを主な対象とする内科(呼吸器系)の件数がもっとも多く1,074件で全体のpet20161021%を占め、これに外科(呼吸器系)の308件を加えると胸部関連で1,382件、全体の約30%を占めることになります。次いで多いのは内科(消化器系)の741件ですが、これに外科(消化器系)の636件を加えると全体で1,377件と消化器関連も胸部関連とほぼ同数になります。その他血液内科が683(15)、以下耳鼻咽喉科・頭頸部外科、産婦人科などが続きます。院外からのPET-CT検査依頼は放射線診断科が担当しており、これまで188件の検査を施行しています。

検査依頼時の病名としての件数は、肺がん1162件、大腸がん941件、悪性リンパ腫757件、胃がん362件、食道がん243件などとなっており、肺がん、悪性リンパ腫、大腸がんが三大病名でした。(同一患者で病名は重複している場合があります)

これまで検査薬による重篤な副作用はおきていません。ただし原疾患の悪性腫瘍の進行程度によっては検査前後でしんどさなどの体調不良を訴える方もまれにいらっしゃいます。

PET検査の保険適用要件は、早期胃がんを除き, 悪性リンパ腫を含む悪性腫瘍であり、他の検査、画像診断により病期診断、転移、再発の診断が確定できない「患者に使用する」となっています。PET単独での悪性腫瘍の病期診断などはできない点にご注意ください。治療効果判定には原則使用できませんが、悪性リンパ腫についてのみこれが認められています。ただしこの場合も他の検査、画像診断で確定できない場合に限られます。病理診断による悪性腫瘍の確定診断が得られていない場合でも、臨床上高い蓋然性をもって悪性腫瘍と診断されればPET検査可能です。まとめるとPET検査は悪性腫瘍と診断がほぼ確定している患者に対し、CTMRI検査の後に施行してください。そのほかてんかんや心疾患にも保険適用がありますが当院では原則施行していません。またPETによるがん検診もおこなっていません。

検査施行可能枠については若干の余裕がある場合が多いですので今後も当院のPET-CT装置を十分ご利用いただければ幸いです。    

(放射線診断科主任部長 小野 千秋)

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