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17)骨盤臓器脱

骨盤臓器脱とは骨盤内臓器 (子宮、膀胱、直腸、小腸、膣断端など)を支える支持組織 (靭帯や筋膜、筋肉)が損傷したりもろくなったりして (脆弱化)、膣から骨盤内臓器が出てくることの総称です。骨盤部のヘルニアと考えられています。膣から出てくる臓器により、子宮脱や膀胱りゅう、直腸りゅうなどと呼ばれます (下図)。出産を経験した高齢女性に多い疾患で、決してめずらしい疾患ではありません。

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症状

症状には、股に何かを触れたり、おなかの中身が下へ引っ張られるような不快感、排尿困難、排尿や排便後にスッキリしない感じなどあります。症状は起床直後や横になっている時は軽度ですが夕方や夜になると悪化し、横になると軽減・消失することが特徴です。

メッシュを用いた手術方法 (TVM手術)について

根治的治療には手術しかありません。従来は子宮を摘除し、損傷したりもろくなったりした支持組織を縫縮して、膀胱や直腸を骨盤内へと押し戻していましたが、子宮を摘除することや再発率が高いことが問題となっていました。現在、当科ではメッシュと呼ばれる編み目状の人工の膜を用いるTVM手術を行っています。従来の手術と比べ子宮の温存が可能で、侵襲が少なく再発率が少ないなどの特徴があります。

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TVM-A手術()およびTVM-P手術 ()。大きなメッシュ(青色)が膀胱、子宮、直腸をハンモックのように優しく包み込み、膣外へ脱出しないように作用します。

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