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3)腎盂癌・尿管癌

腎臓で産生された尿が膀胱まで運ばれる通路を腎臓側から腎盂、尿管と呼びます。腎盂に発生した癌を腎盂癌、尿管に発生したら尿管癌、と呼びますが、いずれも同じ種類の病気で、腎細胞癌とは発生臓器も性質も全く異なります。細胞の種類は膀胱癌と同じ尿路上皮癌です。

発生頻度は人口10万人に1~2人です。癌が多発する傾向にあり、部分的に尿管を残すと術後高率に再発を来してしまうため腫瘍の部分だけ摘出するのではなく患側の腎臓と尿管を全て摘出するのが標準術式とされています。膀胱も同じ尿の通路上にありますので、膀胱癌が同時に存在する、あるいは再発する症例が30〜40%に存在します。そのため、術前・術後に膀胱鏡を行い、膀胱内を定期的に観察する必要があります。リンパ節や他の臓器に転移のない症例には腹腔鏡を用いてお腹の中で腎臓を遊離し、下腹部に小切開を加えて腎臓から下部尿管までをすべて摘出する腹腔鏡補助下腎尿管全摘術を行います。これまでのわれわれの実績では手術から退院までの日数は7日、開腹手術への移行は1%以下、輸血も1%以下です。リンパ節や他の臓器に転移している進行期癌に対しては抗癌剤や手術・放射線療法などを組み合わせた集学的な治療を行っています。

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