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19)尿膜管遺残

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胎児期には、尿膜管は膀胱から臍まで繋がっていて、胎児の尿を母体に流すための通り道となっていますが、出生とともに尿膜管は閉鎖します。尿膜管遺残はこの尿膜管(胎児のころに膀胱と母体をつないでいる管)が、生後も閉じずに残っている状態です。

図のように尿膜管がどこでどれだけ開いているかによって症状が異なります。まれに尿膜管がんが発生する事があると考えられています。

細菌が感染する原因となり感染を起こすと発熱や腹痛(臍周囲や下腹部の痛み)が起こります。また、尿膜管の中を尿が流れる場合は臍から尿が漏れ出ることがあり、排尿時の不快感や痛みが出現することもあります。

尿膜管遺残症の診断や、臍の周囲の炎症の有無や程度を調べる目的でCT、MRIなどが行われます。

感染が存在する場合は血液検査や細菌検査(尿や臍から出る膿(あれば)を検査)を行い、抗菌薬を使用します。重症の場合は腹膜炎を発生することもあります。臍から膿がでている場合、急性期の症状を緩和する目的で膿瘍を局所麻酔下に切開・排膿(ひどければドレーン挿入)を行います。根本的には尿膜管遺残が原因のため、感染が治まっているタイミングを見計らって、手術にて尿膜管を切除します。

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