地域医療連携

認知症地域連携パス

安佐医師会 認知症地域連携パス

「もの忘れ外来」のご案内 PDF(2,404KB
ひろしまオレンジパスポート PDF(3,159KB
ひろしまオレンジパスポート利用案内 PDF(3,476KB

認知症の早期発見・早期治療を目指した「もの忘れ外来」と
    「ひろしまオレンジパスポート」を活用した認知症ケア

はじめに

安佐市民病院では、安佐南区・安佐北区の12専門医療機関とともに認知症の早期発見・早期治療を目指して「もの忘れ外来」を行っています。

わが国の認知症患者数は、平成24年に462万人に達しており、認知症を近いうちに発症する予備群(軽度認知障害)が、さらに約400万人いると報告されています(平成25年厚労省)。予備群を合わせて約900万人といわれる認知症ですが、齢を重ねるにつれ認知症になりやすくなり、高齢者(65歳以上)の15%が認知症と推計されています。

認知症は放ってはおけない脳の病気です。認知症の診断法は確実に進歩しており、神経診察、神経心理検査、頭部MRI検査、脳血流SPECT検査などを組み合わせることで、より正確な診断ができるようになっています。また正確な診断がつけば、最善の治療が可能になります。

「ひろしまオレンジパスポート」は、患者さんと家族・医療・介護・福祉の多職種が記入して連絡し合い、生活状況を把握し、よりより認知症ケアを実現するための広島県内共通のツールで、HMネットにも収載されています。

認知症地域連携パスは、「ひろしまオレンジパスポート」を活用しながら多職種が力を合わせて、地域で認知症の人と家族を支える取り組みです。

認知症は、神経内科医・精神科医・脳神経外科医と、かかりつけ医のチーム医療

認知症の原因には、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症といった神経変性疾患である場合以外にも、甲状腺機能低下症、ビタミンB群欠乏症、葉酸欠乏症、高アンモニア血症、電解質異常など内科的疾患が基礎にある場合、脳梗塞や脳出血など脳卒中の後遺症である場合、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫など脳神経外科医に手術を受ければ治る場合と様々です。

神経内科医は神経疾患、脳卒中、内科疾患に伴う神経症状について日常的に診療しており、認知症の診断は専門分野です。もちろん精神科医にとって認知症は専門分野ですが、BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)といわれる暴力、徘徊、不安、幻覚、妄想など様々な行動・心理症状への対応については、まさに専門です。

また、安佐南区・安佐北区には、かかりつけ医認知症対応力向上研修を受け、広島県からもの忘れ・認知症相談医(オレンジドクター)に認定された先生が100名以上おられます。

脳神経内科医・精神科医・脳神経外科医と、かかりつけ医が力を合わせ、認知症のチーム医療を推進できればと思います。

「もの忘れ外来」への紹介は?

認知症地域連携パスの入り口である「もの忘れ外来」では、正確な診断を行い、認知症のタイプに応じた治療(薬物療法・非薬物療法)を早期から開始することを目的としています。

もの忘れが目立ち新しいことを覚えられない(記銘力障害)、日にちや場所などが分からない(見当識障害)、物事の判断ができない(判断力低下)、いないはずの虫や小動物が見える(幻視)など症状が現れて原則3年以内の患者さんを対象とします。しかし、家族が心配な言動が多く困っている、BPSDのため困っているといった患者さんは経過年数に関わらずご紹介下さい。

ご開業の先生が日々の診療の中で患者さんに認知症の疑いがあることを発見された場合や、ご家族が認知症の精査を希望された場合に・・・

安佐市民病院の脳神経内科(主に早期発見・早期治療)または精神科(主に心配な言動、BPSDの診療)に地域医療連携室(FAX:082-815-5691、TEL:082-815-5211 内線3250)を通じてご紹介ください。

主訴又は症状名の欄に「もの忘れ外来」、紹介目的の欄に「認知症パス」とお書き下さい。簡単で構いませんので紹介状をお願いします。

内容によっては両科の協議で紹介科を変更させていただくこともあります。

診察、検査を受けて診断が決まれば、患者さんとご家族に「ひろしまオレンジパスポート」をお渡し、紹介元のかかりつけの先生のもとで認知症の治療も併せて受けていただくよう逆紹介させていただきます。ご紹介をよろしくお願いいたします。

 

 安佐医師会 病診・診診連携委員会
 認知症地域連携パスWGチーフ
 広島市立安佐市民病院脳神経内科 山下拓史

 (平成27年4月1日)

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